プロの住宅レシピ シンプルでどこか懐かしい、素材を丁寧に使った外観
 
                              
                  岩本 愛                 
              3×3の非常にシンプルで大きな格子窓。
気負った印象を与えない、本当にシンプルなデザインを希望されました。
いかにシンプルで無造作でどこか懐かしく、それでいて雰囲気がある…そんな外観を意識してデザインしました。
ガラス張りの部屋は店舗として小さなパン屋さんをオープン。昔ながらの知る人ぞ知る街角のパン屋さんとして、長年のファンから愛されています。
シンプルなデザインだからこそ、1つ1つの素材選びを大切にしています。外壁は地元霧島連山の火山灰のシラスそとん壁を採用。地元の建材で左官仕上げをしています。軒天や扉には杉やヒノキなど日本で育つ針葉樹系を採用。床や階段はあえてデザイン性は出さず、モルタルをシンプルにこて仕上げにするなど、とにかくナチュラルに仕上げることを徹底しています。
お施主様が長年かけて収集したものがたくさんある住宅なので、建築は主張せず、住む人が本当にいいと思うよりすぐりのもの、大切なものと暮らすための器であってほしいと思い設計しました。  
 
                
                 
                
                 
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                  