プロの住宅レシピ 「過ぎゆく日々を楽しむ」マンションリノベーション
今泉 幸崇
リノベーションの面白さは、住まい手の暮らしに合わせて空間を再編集できることです。
こちらのご夫婦のためのマンションリノベーションでは、海外生活が長く、愛用のビンテージ家具から発想が広がりました。
愛用のサファリチェアやYチェアなどの名作チェアや、チェリー材の家具に合わせ、内装は本物の素材や無垢材を軸にすることで、時間とともに味わいが深まる住まいとなり、上質なデザイナーズ家具は暮らしに溶け込みます。
住まいのアクセントには、奥様が好きな青を採用。タイルなど欧風のエッセンスを取り入れています。タイルはアースカラーでまとめることで、色数が多くても統一感が生まれます。
リノベーション前は薄暗く無機質だった空間も、部分的に色を取り入れることで、華やかな空間になります。
壁にはピクチャーレールを設置し、その時々のアートや装飾を暮らしの中で楽しめます。
この住まいのテーマは、「過ぎゆく日々を楽しむ」。
それは、家具や素材、色など、ひとつひとつを丁寧に選ぶことで、大切なものに囲まれながら、一日一日を味わうように暮らすこと。そして、長く住まうことで生まれる変化を暮らしの中で楽しめる住まいです。