プロの住宅レシピ 自然とつながる、自由を味わう小さな拠点
 
                              
                  西原有希子                
              500㎡の広々とした敷地に、コンパクトな40㎡の建物。
 「自分のやりたいことだけ」に正直に向き合って生まれた、希望が詰まった住宅です。
北側には森、そして視線を少しずらせば、遠くに海。
キッチンの正面には一面の緑が広がり、日常の中に静かに自然が溶け込む。
窓の配置にもこだわり、まるで「海を切り取る」ような景色が広がります。
玄関からは土間続きのシンプルな動線。
キッチンを中心に、親戚や友人を迎えて集う空間へとつながります。
 2400×100の大きなカウンターは、調理台であり、ダイニングテーブルでもあり、食べて、話して、笑って、自然と会話が集まる場所に。
リビングはあえてシンプルに構成。上部にはロフトがあり、アウトドア用品を収納。
 趣味の延長に、暮らしがある――そんな感覚。
 ガルバリウム鋼板でメンテナンス性も高く、住宅としての使いやすさも意識しました。
仲間と庭でキャンプをしたり、大きなダイニングキッチンを囲って語らったり。
 大きな自然に抱かれながら、ちょうどいいサイズの「自由」を味わう家です。
 
                
                 
                
                 
                
                