所在地: 埼玉県 川越市
土地面積: 356㎡
延床面積: 398㎡
土地の形状: 平地
建物価格: 5000~9999万円
施工会社: 川木建設
RC造の医院併用住宅の建替え事例をご紹介します。
設計コンセプトは歴史の継承でした。住宅は明治期の贅を尽くした歴史的価値ある建物でしたので、それを取り壊したくないと言うのが建主さんの願いでした。そこで提案したのは、R C造の耐火建築の中に今の座敷を丸ごと移築することでした。そのために、RC構造はボイドスラブを用いた壁構造とし、建物の内部に壁や柱のない30坪ほどの広い空間を作ることにしました。
まずは既存建物を大工さんの手作業で丁寧に解体し、新たなRC造の躯体が出来た後にその内部に木造座敷を移築します。移築と言っても実は簡単ではありません。とてもしっかりできた建物とはいえ150年以上経っていますので傷んでいないわけはありません。天井板も襖も障子も2部屋分を解体し状態の良い1部屋分の材料を使いました。中でも床の間の襖絵は調査した結果江戸時代の絵師のものでした。写真に写っていないのは修復中だったからです。
古い家を移築すると言っても、現代生活には和室より洋室の方が合っているところが多いです。ですのでリビングを生活の中心に据え隣に古い座敷を配置することで、洋和室のような間取りとしました。
代表的な仕上げ材は、外壁はコンクリート打放し、内装壁天井は部屋に併せて洋風、和風に仕上げたしっくい塗り、床は無垢板張りです。
所在地: 埼玉県 川越市
土地面積: 356㎡
延床面積: 398㎡
土地の形状: 平地
建物価格: 5000~9999万円
施工会社: 川木建設