所在地: 東京都 杉並区
土地面積: 70㎡
延床面積: 85㎡
土地の形状: 狭小地
建物価格: 2000万円未満
施工会社: 内田工務店
木組みを表しにした準耐火木造住宅のとても貴重な事例紹介です。この敷地は、都内防火地域なので2階建てでも準耐火構造にしなければなりません。通常準耐火構造とは柱や梁などの木組みに耐火被覆をしなければなりませんので、木組みは見えないようになってしまいます。しかし、木組みを耐火被覆すると、コストが高くなるだけでなく木が呼吸できなくなり建物の耐久性が損なわれます。そこで私は、木組みを表しにできる方法を提案し設計しました。しかし、この建て方は前例がなくほとんどの検査機関で審査を断られ、区役所の建築指導課でも断られる始末。幸い最大手の某検査機関だけが審査をしてくれて無事確認申請が下りました。
この建て方はほとんど知られていませんが、本来の木の家の良さを保ちつつ耐火性能が高い上に、建蔽率の割増しのボーナスもあるので、都内に建てる方にはオススメです。さらに、外壁も板張りが可能です。特に焼杉は防火サイディングよりも安価で、塗装しないのでメンテナンスもほとんどありません。ちなみに、内装は、木組みだけでなく天井も表しで、漆喰との組み合わせで調湿性の高い室内環境が実現されています。木と漆喰の家は夏涼しく快適です。
所在地: 東京都 杉並区
土地面積: 70㎡
延床面積: 85㎡
土地の形状: 狭小地
建物価格: 2000万円未満
施工会社: 内田工務店