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ESPAD環境建築研究所

私たちは住まう人と周囲の環境が心を通じ合い、安らぎを受けることができる、そんな空間を作る事を意識しています。生活の変化とともに家も成長し、年月を経るごとに心地よい建物となる家づくりを目指しています。


住所: 東京都世田谷区松原1-2-5

TEL : 03-3323-9211
E-mail :info@espad.jp
URL : https://www.espad.jp/

作品集

物件

■ 素地の家

旗竿地に建つ、若いご夫婦とお子さん2人のための住宅。居間からは深い庇に切り取られた豊かな緑が見えて青空が広がり、子どもたちがのびのび遊んでいる。そんな施主様の素朴な要望と裏腹に、都内の狭小地では外を望むのもままならない。そこで南側に外部と内部の中間領域となるバルコニーを設け、植栽帯を据えた。内部からは深い庇と壁に囲まれた大きな居間となり、外部からはプライバシーを守ってくれる。階段や間仕切りや家具を開放的なしつらえとすることで、バルコニーから光と風が家の隅々までいきわたるように計画している。

 

PHOTO:井上登

■ 下馬のゲストハウス

世田谷の住宅街に建つゲストハウス。ゴルフシミュレーターを...

■ 富士宮の家

富士宮・青木平の東斜面に建つ山荘。雑木林が周りの民家を隠...

■ 宙の家

雪と氷の研究者である施主様のための実験住宅である。太陽光...

■ CUBE28°

富士宮・青木平は富士山を東に臨む場所である。敷地は28度の...

プロの住宅レシピ

プロの住宅レシピ

■ エコな温熱環境のためのトップライト

この『宙の家』は、雪と氷の研究者である施主のための実験的な住宅です。
エアコンを極力使わず、太陽の熱を活用して快適な温熱環境をつくることを目指したエコ住宅です。
熱を採るための非常に大きなガラスのトップライトを設けているのですが、実はこれは南側に設置しています。
通常のトップライトは南側だと日射しが強すぎて、過酷な温室のような環境になってしまうのであまり例がありません。今回は通常の明り採り目的だけではなく、放射熱を開口部から出し入れするのが目的なので、可動式の遮熱ルーバーと組み合わせて、必要に応じて日射しを調整しながら南側の太陽の熱を利用できるようにしました。ルーバーも太陽高度に応じて角度が変化できるようにプログラムしています。
他にも、屋内の温熱環境にムラが出ないように、写真4枚目のように建具も空気が移動できるような形に設計しています。 かなり実験的な住宅ではありますが、エコ住宅の参考としていただければと思います。

PHOTO: ヴィブラフォト/浅田美浩、ESPAD

■ 光と風が抜ける透かし積みのレンガ

『下馬のゲストハウス』ではアールの外壁のおおらかさを表現...

■ 視線が通り抜ける室内空間

『素地の家』では限られた空間をのびのびと感じてもらうため...